タイトル | : 『扶桑略記』第5崇福寺の銅鐸は本物の可能性 |
投稿日 | : 2019/07/23(Tue) 18:14 |
投稿者 | : 管理人 |
参照先 | : https://core.ac.uk/download/pdf/96989557.pdf |
参照先の文献は奈良文化財研究所飛鳥資料館学芸室長 石橋茂登氏の書
かれた論文です。この論文@に『扶桑略記』第5に崇福寺を建てるとき
に5尺5寸の巨大な銅鐸が出たことが書かれています。
また対論 銅鐸で同じ銅鐸を森浩一氏は「実は出てはいないけれども
縁起に加えられている」可能性もあると書かれています。
さてこれが本物かどうか私なりの方法で検討して見ます。
到着 柳沢遺跡 長野県中野市柳沢
経由 崇福寺址 滋賀県大津市滋賀里町甲
出発 三柱神社 京都府京丹後市丹後町筆石
補正内角 90.33゜
となります。ここで、このような角度の出る大雑把な確率は1/300です。
しかも到着点が柳澤遺跡の銅鐸埋蔵点と一致していることを加味すると
決して偶然では起きない事象です。
と言うことは『扶桑略記』の記載は正しいことになります。もちろん銅
鐸の大きさは知るすべはありません。