タイトル | : 国土地理院cyberjapan.jpの停止とその対策 |
投稿日 | : 2020/04/18(Sat) 12:50 |
投稿者 | : 管理人 |
参照先 | : https://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/surveycalc/algorithm/bl2st/bl2st.htm |
昨年の12月14日にこれまで使っていた電子国土の作図機能が動かな
くなってしまいました。
2018年3月にcyberjapan.jpのサーバー停止してもこの作図機能を使
えるように改良をして使っていました。ここで、国土地理院のサーバ
ーの影響を受けることがなくなったと、すっかり安心して使っていた
最中のトラブルです。早速、国土地理院に連絡したところ、以下の回
答がありました。
>平成31年3月4日14時をもちまして「cyberjapan.jp」運用を停止したのですが、
>手違いで一部ファイルがサーバに残ってしまっている状態でした。
>この度、そのファイルをサーバ上から削除したので、長谷川様のサイトの動きが
>変わったものと考えられます。
平成31年3月に運用を停止する予告があってから、その対策として
cyberjapan.jpを呼んでいるプログラムを調べ上げ、その対策をして
きましたが、その対策に落ち度があったようです。簡単に直せると高
を括っていましたが、想像以上に手間取ってしまいました。
これまで、研究で最も必要な「補正内角」を電子国土を利用して求
めていました。しかし、電子国土の作図機能を用いないと「補正内
角」を求めることができず、研究が継続できなくなってしまいました。
ここでも、補正内角の重要性を思い知りました。言い換えれば「補
正内角」を考慮していない地図の線引きは、でたらめであることにな
ります。
そこで、「補正内角」を地図を用いずに計算で求めることに方針を
変更しました。途中、色々と紆余曲折もあり、大変手間取りました
が、ついに「補正内角」の値を高い精度で、計算によって求めること
に成功しました。回転楕円体の計算になるので、難しい計算になりま
すが、これまでのように国土地理院の計算サービスを利用しなくても
正確な計算を行えるようにしました。しかし、参照先に示した国土地
理院の計算式は最良のヒントになりました。
この結果は、古代人の方向を求める方法として、私がこれまで主張
してきたことが正しかったことを証明することにもなります。
同時に、これまで使用してきた、ポイントとその緯度、経度の値か
ら、電子国土を経由せず、一気に現在の地理院地図に線を引くことも
可能になりました。
この結果をもとに、新しく開発環境を整備して、再び研究を再開でき
ることになりました。昨年末以来、更新の止まっていたHPも近いうち
に更新をする予定です。