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| タイトル | : Re^5: FONは使える? |
| 投稿日 | : 2007/05/01(Tue) 05:59 |
| 投稿者 | : 竹内@ふじみ野.東上 <takeuchi@joy2.tvnet.ne.jp> |
こんにちは。 > ギブアンドテイクが基本のこのサービス、正直そんなに求めている > 人が居るのかな?って言うのが正直な感想です。 > > 無料で使える点は魅力的ですが、提供となると二の足踏む人が多い > のでは無いでしょうか? 日本における社会一般のボランティア活動やオープンソース系の システムの普及具合等とも関係がありそうですが、如何でしょうか。 色々と気を遣うようであれば、普通にお金を払ってサービスを利用 した方が気楽で良いと考える人が多いかも知れませんね。きちんと 動かないAPを設置した人が文句を言われて、クレーム対応しない といけない可能性もあると思いますし。(例えば電波が届かないで はないかとかのクレーム対応。クレーム対応は、一般ISPでは全 て企業側が行っている訳ですが、FONの仕組みではどうなのか今 ひとつわからないです。)あまり高級な事は求めないというのがF ONの基本なのかも知れませんね。(動作しなくてもクレームの権 利一切なし?) それから、FONの公衆無線LAN側を使うユーザーが何か違法 行為を行った場合、APを設置した人が一旦は警察の捜査対象にな る可能性があるという事を考慮する必要があると思います。日本で は「冤罪」を否定するには疑いをかけられた人が証拠を自分で用意 しないといけない可能性が高いので、冤罪の問題で苦労する可能性 があると考えます。(日本の裁判では、冤罪からの回復は大変なの はご存知かと思います。)ただ無線LANだけで、そんな大騒ぎに なって欲しくないという、希望的・楽観的観測は有るのですが。 そうならないように、APの通信ログ機能とかが充実していて欲 しいと思うのですが、電気通信の「通信の秘密」「盗聴の禁止」の 問題との関連性もあって、なかなか難しいです。 > FON側もこれは判っている様で、利用状況(使用量)によっての特典を > 付けたり、スポットに広告表示機能を付けて企業を取り込もうと動 > いて居ます。 基地局の拡大はこの辺りの動き次第ですね。 広告主を募集するには、まずインフラ整備(すなわちAPの設置 数と、APがあったとしても有用な地点に設置されているかどうか) が重要だと思います。建物内部で、外に対して電波が届き難い場所 に設置されていても意味が無いですし。あとは広告主の側が、それ を広告媒体としての価値をどう判断するかで、グーグル社等が大規 模な実証実験を行っているようなので、その結果次第という事もあ ると思います。日本でも大規模実験が必要となる可能性があると思 います。国が異なればマーケットの状況も異なると思いますので。 実験サイトは、特殊市場を選んでは駄目なので、たとえば一般住 宅地などを選定する事になるのでしょうね。公共的な場所とかでは 既に公衆無線LAN事業者の他社が入り込んでいて競合するでしょ うし、2.4GHzを使う製品のようなので無線LANの混信でひ どい事になる可能性もあると思います。周波数は手動設定でしょう から、何も考えずにAPを多数設置しますと、混信して使えなくな るという訳です。私の場合は、一般住宅地なのですが、既に2.4 GHzの混信では苦労して、5.2GHzに逃げた経験があります。 繁華街とかでは、もっと大変な事になる可能性が有ると思います。 > 新規のユーザーが見込めなくなる恐れは有りますね。FONでは基地局 > を持たずに利用する方法もあります。このユーザーの利用料金はISP > の懐には入りません。 これはインフラ整備が進んで Alien の会員が増えた段階の話に なると思います。現在は Linus の会員を募集してインフラ整備を 行っている段階だと思うのですが、そこでISP他社の契約約款や 電気通信事業法の問題ではまっているという状況ではないか?と思 われます。 > FONの思想には反するかもしれませんが、↑の企業の取り込みが上手 > く行くのなら、何処かの企業が大々的に設置した方が良いのでしょう > ね。 日本ではISP各社や総務省との交渉に特に苦労する可能性が有 ると思いますから、提携先企業を探すのが早いかも知れませんね。 第一弾の提携先を電気通信事業者(エキサイト株式会社)としたの は、無難な線だったと思われます。同社ですとグーグル程では無い ですが、ポータル事業も行っていますし。もし可能であれば、日本 のグーグルに電気通信事業者になってもらえますと、さらに話は進 むのかも知れません。(彼らの得意分野ではない、という話になる かも知れませんが。) > 改良型や新式のアンテナ(100m飛ぶ)の話も有りますが、アンテナは > 日本では無理そうです。 電波法関係ではERP(実効輻射電力)の規制があると思います から、それをクリアする必要がありますね。日本の認定を取ればO Kという話になると思われます。あと5.3GHz帯など日本では 屋外使用が規制されている周波数があると思います。2.4GHz は問題無いと思うのですが、周波数範囲が狭い上に電子レンジとか もあって、混信の多い周波数だと思います。使えるかどうかは、ロ ケーション次第と言えそうですね。単なるAPの設置数の統計だけ では駄目なので、それらの中から「本当に実用になる」APの数を FON社では割り出す必要が有ると思います。 > 売れ行きが良いのは、乱用ファームへの書き換えで安上がりなAPとして > 使えるからではないかと思います。 この種の公衆用のAPなのですが、家庭内LAN用と公衆用のE SSIDを同時設定して論理的にAPを分割してあるのが基本なの ではないでしょうか。公衆用のESSIDを設定しない人が増えた 時点で、FON社はAPを安価で盗られるだけになってしまうので、 ビジネスモデルの前提が崩壊してしまうと思われます。 ここでFON社が取り組むべき課題が見えたと思うのですが、 (1)日本におけるギブアンドテーク精神の問題(テークアンドテ ークになってしまわないか?) (2)ISP他社との交渉(ただ乗り論と戦う) (3)総務省との交渉(日本の電気通信事業法の規制緩和) (4)不正利用防止対策 (5)広告主の確保など、他のビジネスモデルの模索 (6)その他 といったあたりかと思います。ベンチャー企業というのは、日本で は大変だなと、あらためて感じました。FONの本社が全面的に支 援しませんと、難しい話かも知れません。 竹内@ふじみ野.東上