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タイトルリッチコンテンツ (雑談)
記事No6455
投稿日: 2005/07/30(Sat) 14:39
投稿者櫻井@渋谷区 iTSCOMかっとびプラス
小生、ネットワーク機器のベンダーに勤めており
ISPや通信キャリアといったお客様のところによく伺います。
某DSLをメインに扱っている企業の方にお聞きしたのですが、
「今のリッチコンテンツって何か知ってます?」と問われました。
教えていただいたところ、

・Windows Update
・スピードテスト(回線速度診断ができるページ)

この2つだそうです。
また、1%のユーザーが全トラフィックの約20%を使用している
ということでした。(P2Pがメイン??)
ここの掲示板には、ここでいう 1%のヘビーユーザーさんが
多いのではないかなっと思いますが、この話を聞いてどう感じ
られますか?

小職としては、トラフィックが増えれば増えるほど、
機器の販売が伸びるので・・・(笑)
確かに私の個人の利用では、たまに動画をストリーミングで見る、
会社のIP-PBXに接続して電話をするくらいですから、
そんなに広帯域のものは必要と感じていないほうです。
確かに瞬間最大風速的にUp/Down両方の速度が欲しいときが
ありますが、月に1回か2回程度です。。

タイトルRe: リッチコンテンツ (雑談)
記事No6456
投稿日: 2005/07/30(Sat) 16:02
投稿者竹内@ふじみ野.東上   <takeuchi@joy2.tvnet.ne.jp>
 こんにちは。
 
> ・Windows Update
> ・スピードテスト(回線速度診断ができるページ)

 これ以外にも、UNIX系OSのCDイメージを丸ごとダウンロー
ドという方もおられるかも知れません。しかし、これも少数派でしょ
うね。

 もし「サーバー型放送」が実現したら、インターネット側から映像
コンテンツをダウンロードするためのトラヒックが飛躍的に増大する
可能性があるのではないかと私は思います。それとVODによるトラ
ヒックがあると思うのですが、これは有料サービスが基本なので爆発
的に売れるとは思えないのですが、もしも無料の広告ベースのVOD
が増えてくれば、わかりません。(GyaOのような物が広がる可能
性が。)

 それから放送・通信融合とか、著作権処理の問題が解決したらとい
う前提がつきますが、他にも書きましたような「P2Pテレビ放送配
信」が実現する可能性があると思います。もしこれが実現したら、ト
ラヒックの増大は天井知らずで。ハードメーカーさんの技術開発も、
大変になってくるかも知れません。

 業務用途では、昨今の同時多発テロとか治安の悪化を背景として、
「街角監視カメラ」を多数設置したいという要望が出てくるかも知れ
ません。CATVの会社は自前の線を持っていますから、このような
ビジネスに関しては有利な筈ですね。高画質なカメラを設置すれば、
必然的にトラヒックは増えると思います。個人からでは月額数千円程
度の料金ですが、このような業務用途ですともう少し料金をもらえる
可能性がありますし。

> また、1%のユーザーが全トラフィックの約20%を使用している
> ということでした。(P2Pがメイン??)

 私も、そんな印象を受けています。もっと多いかも知れません。違
法P2Pファイル交換は、依然として多いのではないでしょうか。オ
マケで通称「キンタマ」に感染して、勤務先の機密情報や個人情報ま
でファイル交換する人がいるようですし(滝汗)。何とかして欲しい
です。

> 小職としては、トラフィックが増えれば増えるほど、
> 機器の販売が伸びるので・・・(笑)

 そうですね。私の予感で売れそうな装置ですが、

 CMTS。ポートの増設で大変。
 HFC関連装置。ノード分割工事で大変。
 エッジQAM装置。もしVODがブレイクすれば。
 ルーター・スイッチ類。局間伝送の強化のため。
 WDM装置の類。これも局間伝送のため。
 帯域制御装置。余計なトラヒックの制御。
 スパム対策装置。
 高性能ファイアーウォール、侵入検知装置。
 ネットワーク管理装置。障害対策の強化。
 その他。

 まだまだあると思いますが、外れましたら笑ってやって下さい。

 あとネットワーク機器は大切ですが、上位回線の強化も大切だと思
います。出口が細いと、話にならないです。

 竹内@ふじみ野.東上

タイトルRe^2: リッチコンテンツ (雑談)
記事No6457
投稿日: 2005/08/02(Tue) 22:20
投稿者arata@Bフレッツ
>  これ以外にも、UNIX系OSのCDイメージを丸ごとダウンロー
> ドという方もおられるかも知れません。しかし、これも少数派でしょ
> うね。

しばしばはやりませんが、この利用はたまにあります。フリーソフトの
大作が増えていますし、商用ソフトのオンライン販売もあります。
この分野はこれから増えそうですね。

タイトルRe^2: リッチコンテンツ (雑談)
記事No6458
投稿日: 2005/08/03(Wed) 01:15
投稿者櫻井@渋谷区 iTSCOMかっとびプラス
お返事ありがとうございます。
著作権や第一種or第二種通信会社が放送を・・・云々という
法律的にもクリアしないといけない課題がたくさんありますが、
VODが本格的になれば、バックボーンに負担を掛けないように、
サーバを全国に設置する構成になると考えられます。
商売の話だけをするならば、我々NW機器ベンダーよりも、
サーバ屋さんのほうが儲かるかもしれません。(笑)

「街角監視カメラ」ですが、2年ぐらい前から提案を続けていたの
ですが、カメラ側のIP化の遅れももちろんあるのですが、
絶対的な回線の信頼性を求められますので、IP/Ethernetなどの
Best Effort型の回線ではNGで、この分野ではISDNや専用線といった
ものが今でも主流です。

最近、キャリアさんからの要望が強いのは、QoSや帯域制御が
できるEdgeルータですかね。ATMじゃないんだからぁーっというのが
本音ですが、よく問い合わせがきます。
WDMは確かに手っ取り早くバックボーンを増速することができますが
敷設したファイバーがWDMに使えなかったりと問題もたくさんです。
ただ、ルータやスイッチよりも、伝送機器をたくさん使用した方が
回線の信頼性はあがりますので、おすすめなのですが・・・。

5年先どうなっているのか見えてこない業界ですので
なかなか不安もありますが、楽しくもあります。

タイトルRe^3: リッチコンテンツ (雑談)
記事No6459
投稿日: 2005/08/03(Wed) 05:46
投稿者竹内@ふじみ野.東上   <takeuchi@joy2.tvnet.ne.jp>
 こんにちは。

> 第一種or第二種通信会社が

 重箱モードで恐縮なのですが、電気通信事業法が昨年に改正され
ているため、現在は第一種電気通信事業者、第二種電気通信事業者
の区別がありません。

> VODが本格的になれば、バックボーンに負担を掛けないように、
> サーバを全国に設置する構成になると考えられます。

 ビデオサーバーに対する負担の問題もあると思いますから、増や
さないといけないのでしょうね。あと、もしIPマルチキャストに
よる地上波の再送信を本当に実施する事になった場合には(まだま
だ紆余曲折があると思うのですが)、業務用のデジタル受信機とか
各種の信号処理装置、リアルタイムエンコーダー(特にHDTV対
応のもの)、IPマルチキャスト対応のルーター・スイッチ、IP
マルチキャストが正常に動作するかどうかの技術検証サービス、B
−CASや新RMPとDRMとの間の変換処理を行う装置(ソフト)、
IP−STBなどの需要が生まれるような気がします。(これらを
全て超安価に。デジタル放送は、全国民が使うといった性格の物で
すから。)

> この分野ではISDNや専用線といった
> ものが今でも主流です。

 そうですか。レガシー技術は強いですね。放送関係でも、本当に
画質を安定させたい場合には、レガシーCATV方式(MPEG−
TSベース)の方が良いかも知れません。これから色々と実験が行
われる筈なので、IP放送の技術的な安定性が試されると思うので
すが。テレビ放送は、2時間の映画の中で画素が1回でも乱れると
アウトという考え方もあるため、「映像のプロ」が見た場合の画質
評価は相当シビアだと思います。覚悟を決める必要があると思いま
す。リップシンクの問題とかも、はまる問題の一つかと思います。

 デジタル特有の画質劣化なのですが、下記のような現象が知られ
ていると思います。こんな事が起きないように、頑張って欲しい訳
です。(特にIP化に伴ってビットレートを下げる場合。ビットレ
ートは、画質向上のためにはできるだけ下げないで欲しいのです。)

(1)激しい動きやストロボなどの大きな輝度変化のある、アクシ
   ョンシーンやライブステージのシーンでは、大きなブロック
   ノイズが出やすい。
(2)スタジアムなどで群衆がうごめくようなシーン、森林の細か
   い葉っぱをゆっくりとパンするシーン、川の流れ、水しぶき
   のシーンなどでデジタル特有のざわついたノイズが目立つ。
(3)字幕や人物の輪郭など、境界線がハッキリしたものの周囲に
   現れる、エッジノイズ。
(4)シーンの変わり目とかスローやコマ送りといった特殊効果を
   使っている時に、盛大なノイズが出ることがある。
(5)映像と音声のタイミングがずれる、リップシンクの問題。

 上記のような支障を防止するために、たとえば激しいカメラアク
ションや奇抜な照明効果を遠慮するといった話になりますと、どう
も放送としては本末転倒の話になりますから。(いかにも映像作家
が嫌いそうな現象ですし。)いわゆる「画質マニア」の存在も、忘
れないで欲しいです。

> 最近、キャリアさんからの要望が強いのは、QoSや帯域制御が
> できるEdgeルータですかね。ATMじゃないんだからぁーっというのが
> 本音ですが、よく問い合わせがきます。

 ATM製品は、価格が高すぎたり、取り扱いが難しかったのが原
因かと。LANエミュレーションとかで、四苦八苦した経験をお持
ちの方も、おられるのではないかと思います。LES、BUS、L
ECSといった例のアレです。

> 伝送機器をたくさん使用した方が
> 回線の信頼性はあがりますので、おすすめなのですが・・・。

 QoSの仕組みをこね回すよりも、単純に回線を太くした方が良
いという話もあると思います。あと、トラヒックがどの程度増加す
るのか、未来予測をなるべく正確に行う必要があると思います。こ
れからは、IPビデオが注目される時代でしょうか。特にHDTV
対応の、猛烈なビットレートの物です。HDTVにこだわりがある
人も多くいると思います。とりわけ、在来CATVはずっとHDT
V化の方向で進んでいますし。TS方式のVODでもHDTV化が
進むでしょうから、エッジQAM装置に至るまでの間のIPバック
ボーン(CDN)を増強しないといけないという点は、ピュアIP
方式の場合と変わりは無いと思います。大手CATVは、きっとそ
の方向で考えているでしょうね。

 竹内@ふじみ野.東上

タイトルRe^4: リッチコンテンツ (雑談)
記事No6460
投稿日: 2005/08/05(Fri) 00:40
投稿者櫻井@渋谷区 iTSCOMかっとびプラス
> 重箱モードで恐縮なのですが、電気通信事業法が昨年に改正され
> ているため、現在は第一種電気通信事業者、第二種電気通信事業
> 者の区別がありません。

おぉ、そうでしたか。 ご指摘ありがとうございます。

IPマルチキャストですが、こいつはなかなかの曲者です。
MPLSと一緒で、以前から技術的には存在しているのですが
実ネットワークにいれて運用しようとすると非常に大変です。
PIM-SM や PIM-SSM といったマルチキャストプロトコルに対応した
ルータをキャリアやISPが使っているとは限らないですし、
(これの置き換えは相当大変ですよ!)
また、認証をどのようにするかっというのも非常に大きな課題です。

> 「画質マニア」の存在も、忘れないで欲しいです。

ここはネットワーク云々というよりも、圧縮技術の方面ですかね?
画質マニアではない小生の意見ですが(笑)、画質に拘るなら無理に
IP経由(Realtime Streaming)で見ることはないんじゃないの?
っと思うのですがいかがでしょうか。
逆にそこまで高画質が流せる帯域があれば、数GBのデータも
あっというまにダウンロードできるような環境になるハズですので
いったん落としてから再生ってのもありなのでは?
(画質に拘らない人間の戯言ですのでスルーしてください)

ATMの話ですが、
ATMっというのは確かに高価格ですし、扱いも大変ですが
キャリアにとっては非常によくできた規格です。
QoSや帯域保証をEthernetやIPでやらせようとしても、まだまだ
Native ATM に敵うものは出てきていないのが本当のところです。

> QoS仕組みをこね回すよりも、単純に回線を太くした方が・・

伝送路の帯域を太くしても、Routingスピードや、コンテンツが
保存されているサーバの処理速度が追いつかなければ意味が
ありません。
超高速テラビット級ルータや、OXCといったものが出ていますが
伝送装置とは比べものにならないくらい高価格なため、
今と同じ価格を維持しつつっというのは、まだまだ難しいのかも
しれません。
ただ、5年先はどうなっているのかは分かりませんが・・・。

タイトルRe^5: リッチコンテンツ (雑談)
記事No6461
投稿日: 2005/08/05(Fri) 01:13
投稿者竹内@ふじみ野.東上   <takeuchi@joy2.tvnet.ne.jp>
 こんにちは。

> いったん落としてから再生ってのもありなのでは?

 これなのですが、以前に「トレソーラ」の実験でダウンロード方式
とストリーミング方式の両方を行っていたと思います。やはりダウン
ロード方式の方が高画質なのですが、回線速度が速くないとダウンロ
ードに時間がかかり、実用的ではないという事があると思います。将
来は「サーバー型放送」のような物も予定されているため、回線速度
やSTBに内蔵される「ダウンロード・マネージャー」のような物の
機能が重要になるのではないか?と考えています。

 ケーブルインターネットの世界ですとPCMMという方式があるた
め、コンテンツのダウンロードをする時だけ臨時に下りの回線速度を
アップするといった制御も可能になると思われます。

 在来CATV方式(TS伝送)ですと、ハイビジョン伝送でも画質
は安定していると思いますから、IP伝送では真似のできないような
高画質で差別化をするのも、在来CATVにとって作戦の一つになっ
ていると思われます。ただし、周波数の上限が770MHzでは不足
してきていると思いますから、FTTH化でもっと抜本的に伝送容量
を拡張しないといけないとか、そういう話になって来ると思われます。

 竹内@ふじみ野.東上

タイトルRe^6: リッチコンテンツ (雑談)
記事No6462
投稿日: 2005/08/05(Fri) 09:01
投稿者arata@Bフレッツ
画質マニア兼イラチというのはそんなに多いのでしょうかね。
例えば帰宅して映画を見るとした場合、パソコンを立ち上げ
ダウンロードをかけている間に着替えたり、映画中に飲むお茶を
用意したりしているうちに完了するのではないですか。

ただそもそもこの手の問題は考えすぎな気もします。技術的に
困難で夢を語るようなものなら分かりますが、今の技術でも
多少お金をかければ出来るわけです。また将来可能ならその方が
良いということも皆分かっています。今すぐ実現してほしいとか
IP伝送開始時からと急いているのでなければ、そのうち実現する
だろうから待ちましょうというのは駄目ですか。