タイトル | : 研究用ツールの改善が終了しました |
投稿日 | : 2018/10/15(Mon) 03:48 |
投稿者 | : 管理人 |
更新が遅れ、申し訳ございませんでした。実は、電子国土(旧版、古代
人の方向と良く合致するタイルを持つ)はこの研究にはなくてはならな
いものです。
ここで使用する神社の位置データはできるだけ正確な値を用いる必要が
あり、国土地理院の地図に表示された位置データでも満足な精度が得ら
れないことがわかってきました(電子国土Webシステム Ver.4でも地域
によっては、航空写真のデータが反映されていなかったり、航空写真を
利用していても、森林などで地表の見えない位置などが不正確)。
そこで、神社の位置は「いつもナビPC」Version6.1.4の位置に統一す
る方向に変更しながら研究を進めてきました(いつもナビは日本測地系
で位置が表示されるので、世界測地系に変換する手間が増える問題もあ
ります)。また、これまで神社の位置は電子国土のビットマップシンボ
ルの○印(cir_open)で表示していましたが、このマークでは位置の精
度が落ちるので、直線を交差させた十字線に変更し、位置精度が上がる
ようにしてきました。
ところが、作業時に表示する神社の数が増えてくるにしたがって、デー
タの表示やセーブに時間がかかるようになってきました。
しかも、データサイズが13MByteを超えたあたりでデータをSAVEする
時間が十数分もかかり、作業能率が著しく低下するだけでなく、データ
がセーブできないことも頻発するようになってきました。このトラブル
は原因がなかなか解明できず困り果てていました。
これまで、誰も証明することのできなかった天孫降臨の地も解明し、次
は赤村の丘陵が巨大古墳であることを証明する直前のタイミングで思わ
ぬトラブルです。
しかし、このままでは研究の継続が不可能になるのではないかとする危
機感が増してきました。ここで思い切って、はやる心を抑え、トラブル
を根本からなくす方向に転向しました。
しかし、一週間くらいで完了する予定がずるずると長引き何ヶ月もかか
ってしまいました。電子国土のXMLファイルの分析にとても時間がか
かってしまったのです。
データのLoadやSaveに時間がかかる問題は、神社位置、結線、神社名の
3つが一つのXMLファイルに入り乱れて入っているので遅くなってい
たようです。
特に、神社名を表示する文字はとても不思議なデータ構造になっていま
した。なぜか入れた神社名には個々にタイムスタンプが押され、そのタ
イムスタンプを同一にするとプロパテイ(文字色、文字サイズ、文字形
式など)が無効になるとした意味のわからないデータ構造になっていま
した。
ほかにも、予期していなかった問題が次々と発生し、大変苦労しました
が、神社位置を示す座標位置から自動的にXMLファイルを生成するこ
とに成功しました。さらに、神社名、結線データも独立したXMLファ
イルで別々に管理するように変更しました。この結果、十数分かかった
デ−タSave時間は十数秒に短縮され、原因不明のトラブルもなくなりま
した。
この結果、地図上に大量のデータを置くことができ、作業効率は大幅に
改善されるようになりました。