タイトル | : Re^3: 「補正内角」がまだよくわからない |
投稿日 | : 2018/06/25(Mon) 07:08 |
投稿者 | : 管理人 |
参照先 | : http://www.city.kasuga.fukuoka.jp/nakoku/riyou/hihaizuka.html |
地図は楕円体である地球上の形状を平面に投影しているので、必ず歪が
生じます。したがって、地図上に引いた直線は同一方向を示すものでは
ないのです。
実例を地理院の地図で見てみます。
http://maps.gsi.go.jp/#7/35.339774/138.746338/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1&d=v
「機能」→「設定」→「方位線ON」→方位線の指定●16方向とします。
ここで方位線が表示されます。方位線は曲がって見えます。これで
同一方位を示す線が直線ではないことがわかるでしょう。
言い換えれば、地図に引いた直線は正確な方向を示すことはないので
す。
地図上に線を引いて正三角形だの、ダビデのマークだとか言って騒いで
いる人達はこれを知らずに騒いでいるのです。地図上で正三角形である
ことは、逆に真上の空から見た三角形が歪んでいる証拠を示すことにな
ります。
この地図で冨士山頂から水平に線を引くと、出雲の方向に行きます。
しかし、実際に富士山から真西を見たときは、出雲ではなく出雲よりも
浜田寄りの方向を見ていることになります。
つまり、地図上の直線こそが方位を示すには「あいまいな」線なので
す。BとB'、CとC’の方位角の違いもわかっていただけるでしょう。
補正内角はこの問題をなくする最適な方法なのです。