神社はなぜそこにあるか?
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タイトル Re^2:井口遺跡の特異な幾何学的特性
投稿日: 2018/01/27(Sat) 09:44
投稿者管理人

米泉遺跡は山本直人教授が環状木柱列として選んだ遺跡でしたが、井口
遺跡はその選考基準から外れている遺跡です。首都大学東京の山本典幸
氏も「環状木柱列と祖霊(下)」の97ページで「井口遺跡は本稿の環
状木柱列に属さない・・・」と書いている遺跡です。

この遺跡の様子は「環状木柱列と祖霊(下)」の97ペーシに書かれて
いるように、真脇遺跡の環状木柱列に良く似ていて、同じ場所に何回も
立て替えられていることまで同じです。この遺跡がこれまで書いた環状
木柱列に属さない理由はその立地条件にあるようですが、あまり良く理
解できません。

これらの遺跡をHSCPで細かく分析すると、井口遺跡も神社群中心で、周
辺の神社を結んだ直角線の収斂点になっています。これは、チカモリ遺
跡、真脇遺跡、桜町遺跡、米泉遺跡と同じ特性を持っています。しか
も、真脇遺跡と結べる直角線は他の環状木柱列と比較しても最も多いだ
けでなく、その直角線の組み合わせた図形が点対称となって四方形を作
る線があります。

HSCPで引いた線は、その組み合わせの図形で、互いに対称となる線が滅
多にないとする不思議な特性があります。これは縄文土器の紋様にも対
称となる部分を見つけるのが難しいことと似ています。その中で真脇遺
跡と井口遺跡間に引いた直角線の二つの組み合わせが四角形となるのは
何か意味があるのかも知れません。

何はともあれ、HSCPで見る限り、井口遺跡の環状木柱列をチカモリ遺跡
、真脇遺跡、桜町遺跡、米泉遺跡の環状木柱列のグループと分けて、別
のグループにする理由は見つかりません。

 ここで、井口遺跡と九州の神社とどのような関係があるかを検討して
見ました。

出発 井宮神社 静岡県静岡市葵区井宮町181
経由 井口遺跡 富山県南砺市井口
到着 阿蘇神社 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
補正内角 89.33゜ ここで阿蘇神社は肥後一之宮です。
これが偶然と考える人には



出発 斑島玉石甌穴 長崎県北松浦郡小値賀町班島郷
経由 阿蘇神社 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
到着 高千穂峰 宮崎県高原町大字蒲牟田
補正内角 89.09゜

があり、ここにも阿蘇神社が登場してきます。さらに
出発 枯野神社 静岡県伊豆市松ケ瀬79
経由 井口遺跡 富山県南砺市井口
到着 投谷八幡宮 鹿児島県曽於市大隅町大谷5536
補正内角 89.36

ここでも、枯野神社、投谷八幡宮は何度も登場してきた神社です。この
ような事象が偶然に起きることはほとんどないことは言うまでもありま
せん。


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