福島の伊佐須美神社の社伝が、二荒山神社中宮と浅間神社(笛吹 市)を指していることがわかり、念のため、全国の一宮を調べて見 ました。
驚くことに、全国の一宮の位置も佐渡の長者ヶ平遺跡を基準に配 置されていることが明確になりました。
ここで、一宮の配置からでも、古代人が見通し外にある遠距離の 方角を知ることができたことを証明できます。ここで発見した規則 から、真の一宮を比定することまで可能となりました。(九州から 北海道の一宮まで通用する配列規則)
佐渡で神道家の橘三喜が「一宮」の比定を間違ったことも一目瞭 然で知ることができます。
本当に驚くことです。この結果を見れば、こんどこそ、HSCP を認めない人は、よほど意地を張る特別の人だけになるはずです。
全国の一宮の配置はこれまで、主張してきた古富士を基準とした 神社配置と良く似た部分もあり、天の逆鉾や御蔵洞の位置も関係し てきます。しかし、対馬の本宮神社や島根の最上位経王大菩薩の位 置などとは無関係です。
ここで最も不思議なことは、この一宮の配列規則は、古富士の位 置を意識せずに配置されていることです。
もしかしたら、一宮は、古富士を基準とした多くの神社配置より も古い時期の神社配置規則で決められた、何か特別の神社であった ものを、後世になって「一宮」と呼んでいる可能性が強くなってき ました。
もしそうなら、これまであった多くの「一宮」に関する定義のす べてが間違っていたことになります。その可能性は、ほぼ間違いな いと考えています。
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