HSCPに必要な地理計算をExcel上で実現できるようになって色々 なことがわかってきました。まず第一にわかってきたことが、これ までの補正内角の考えに誤りがあったことが明確になりました。
補正内角の考えが間違いなら、HSCPは間違いだったのかと言うと そうではありません。測地線長が100kmの以内の距離であれば、補正内 角も補正しない場合も同じ値を取ります。測地線長が100kmを超えると 一部は間違っていたことになります。これまで研究してきた、約20% の例で1度以上のずれが生じていたことがわかりました。今後これも 順次訂正して行く予定です。
補正内角の考えを変更してから、HSCPは益々信頼性の高い法則に 変わってきました。
これから、その具体的な事例を上げて行くことにしました。
まず実例の1です。
実例1
三宅島にある@冨賀神社とA若宮神社B大野原島(三本嶽)が 作る正確な直角線です。この内角は90.06度です。
注;表計算による「高精度方位距離計算式」の方位角の計算誤差は 国土地理院の計算サービスと比較すると -0.000064 度で無視 できる誤差範囲になっています。
大野原島(三本嶽の位置は最高の114mの柱状ピークの位置で計 算しています。それぞれの位置は
@富賀神社 34.0482837,139.383996 A若宮神社 34.0607594,139.48386 B大野原島 34.055624,139.484793
地図参照
http://w312.k.fiw-web.net/map/toga-sanbon1.html
冨賀神社は下記にもあるように式内社です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/富賀神社
( 上記一列を全部コピーして検索枠に入れてください。)
若宮神社も下記に詳しく書かれているような古社です。 (残念ながらピントのボケている部分もある)
https://shrineheritager.com/wakamiya-shrine-2/ と言うことは、この配列が決められた時期は延喜式神名帳が完成 する延長5年(927年)以前であることがわかります。
927年以前にこの配列が決められ、90.06度の高い精度で決められ たことになります。
「偶然に違いない」と考える人たちが必ず考えを変える出来事が 次々と続きます。表計算による「高精度方位距離計算式」による成 果です。
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