No349に書いたExelで動くソフトを仮に高精度方位距離表計算ソフト と名付け、その実力を説明します。
No349では、最大の誤差を書いたので、その実力が理解できない可能 性があり、ここで補足の説明をします。
参照にある
https://komoriss.com/calculate-distance-on-earth/
にあるように、出発点の緯度と経度を
緯度 36度 経度 138度
到着点の緯度と経度を
緯度 34度 経度 136度
とした場合、国土地理院の計算方式で得られた距離(測地線長)と その誤差の関係は下記となっています。(単位はm)
真球近似式 287,461.514 136.063 ヒュベニ近似式 287,309.948 -15.503 国土地理院サイト 287,325.451 0.000
これに対して 高精度方位距離表計算 287,325.4507 0.00003
となって桁違いに精度が上がっています。
ちなみに、方位角では国土地理院、高精度方位距離表計算、の順にし た)方位角とその誤差は下記になります。 (単位は度)
出発→到着 220.0274278 220.0274265 0.00000125 到着→出発 38.88001944 38.88001986 -0.00000042
となっています。
このように、方位角でも極めて高い精度で計算することができます。 実はこの計算には、多くのセルを使用した特別の計算方法を使ってい ます。ここで使用するセルの数は一行に約130セルを使用しています。
しかし、そのセルは同じ行に収まっているので、見る必要のないセル を含む列を畳み込んで見えなくすると、このセルの多さは利用に不便 をもたらすことはほとんどありません。
また、演算は入力データをセルに入れるたびに瞬時に行われます。デ ータの入力をするだけで、他の操作は不要です。
さらに、式は一行に収まっているので、コピーで簡単に増やすことも 可能で入力行の列にデータをコピーして、国土地理院の一括計算に相 当する結果を得ることも可能です。
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