昨年の12月14日にこれまで使っていた電子国土の作図機能が動かな くなってしまいました。
2018年3月にcyberjapan.jpのサーバー停止してもこの作図機能を使 えるように改良をして使っていました。ここで、国土地理院のサーバ ーの影響を受けることがなくなったと、すっかり安心して使っていた 最中のトラブルです。早速、国土地理院に連絡したところ、以下の回 答がありました。
>平成31年3月4日14時をもちまして「cyberjapan.jp」運用を停止したのですが、 >手違いで一部ファイルがサーバに残ってしまっている状態でした。 >この度、そのファイルをサーバ上から削除したので、長谷川様のサイトの動きが >変わったものと考えられます。
平成31年3月に運用を停止する予告があってから、その対策として cyberjapan.jpを呼んでいるプログラムを調べ上げ、その対策をして きましたが、その対策に落ち度があったようです。簡単に直せると高 を括っていましたが、想像以上に手間取ってしまいました。
これまで、研究で最も必要な「補正内角」を電子国土を利用して求 めていました。しかし、電子国土の作図機能を用いないと「補正内 角」を求めることができず、研究が継続できなくなってしまいました。
ここでも、補正内角の重要性を思い知りました。言い換えれば「補 正内角」を考慮していない地図の線引きは、でたらめであることにな ります。
そこで、「補正内角」を地図を用いずに計算で求めることに方針を 変更しました。途中、色々と紆余曲折もあり、大変手間取りました が、ついに「補正内角」の値を高い精度で、計算によって求めること に成功しました。回転楕円体の計算になるので、難しい計算になりま すが、これまでのように国土地理院の計算サービスを利用しなくても 正確な計算を行えるようにしました。しかし、参照先に示した国土地 理院の計算式は最良のヒントになりました。
この結果は、古代人の方向を求める方法として、私がこれまで主張 してきたことが正しかったことを証明することにもなります。 同時に、これまで使用してきた、ポイントとその緯度、経度の値か ら、電子国土を経由せず、一気に現在の地理院地図に線を引くことも 可能になりました。
この結果をもとに、新しく開発環境を整備して、再び研究を再開でき ることになりました。昨年末以来、更新の止まっていたHPも近いうち に更新をする予定です。
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