これまでNo241からNo243などで長崎県北松浦郡小値賀町班島郷の斑島 にある玉石甌穴が神社の始まりであると主張してきました。
しかし、ここで大きな問題がありました。この時点では玉石甌穴の古 富士線が見つかっていませんでした。これまで、重要な神社群中心は必 ず古富士線があり、その上に直交する干字状パターンやT字状パターン が必ずあると説明してきたので、玉石甌穴にこのような古富士線が見 つからないのは、理屈に合わないのです。
この問題は、卑弥呼の没年の春分に真上から日が登る323mPeakを発見 した時点で解消しました。
No287に書いたように、323mpeakと古富士ポイントの関係は
到着 乳山八幡神社 福岡県北九州市八幡東区大蔵2-16-33 経由 323mpeak 福岡県みやこ町犀川大坂 出発 古富士ポイント 静岡県御殿場市 補正内角 90.69度
出発 古富士ポイント 静岡県御殿場市 経由 323mpeak 福岡県みやこ町犀川大坂 到着 阿蘇神社(一宮) 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083−1 補正内角 89.42度
すなわち、323mPrakの点は、乳山八幡神社と阿蘇神社(一宮)を端点と するT字状パターンを持つ古富士線になっています。
一方、玉石甌穴と323mPeak、古富士線の端点であった乳山八幡神社と阿 蘇神社の関係を見ると
到着 乳山八幡神社 福岡県北九州市八幡東区大蔵2-16-33 経由 323mpeak 福岡県みやこ町犀川大坂 出発 玉石甌穴 長崎県北松浦郡小値賀町班島郷 補正内角 90.29度
出発 玉石甌穴 長崎県北松浦郡小値賀町班島郷 経由 323mpeak 福岡県みやこ町犀川大坂 到着 阿蘇神社(一宮) 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083−1 補正内角 89.59度
HSCPを良く理解している人はここで大いに驚くに違いありませんが、 323mPeakのT字状パターンの端点である乳山八幡神社と阿蘇神社(一 宮)は玉石甌穴の古富士線の干字状パターンの二段目の端点でもあった のです。
言い換えれば、323mPeakの位置は私が神社の始まりと主張してきた 斑島(記紀に記載のおのごろ島に相当)にある玉石甌穴の干字状パター ンの二段目の中心位置になります。(一段目線は海域になって省略さ れている)
そうです、斑島にある玉石甌穴には、323mPeak点から乳山八幡神社と 阿蘇神社(一宮)に古富士線に直行する干字状パターンがあったことに なります。この点が神社ではなく、卑弥呼の没年の春分に真上から日が 昇る特異な点であったことが、その発見を遅らせていたのです。
ここで、玉石甌穴と赤村の謎の丘陵、323mPeakが完全につな がりました。しかも、記紀にあるおのごろ島に関わる国産み神話と卑弥 呼も見事につながってきました。
このような見事なつながりは、中国の文献をどんなに研究しても、絶 対に得ることができません。
次は卑弥呼の住んでいた場所も、HSCPによって、科学的に説明す る予定です。
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