タイトル | : Re:天孫降臨とは何であったか(田中英道著) |
記事No | : 266 |
投稿日 | : 2018/04/21(Sat) 22:30 |
投稿者 | : 管理人 |
> すでにおわかりのように、古代史の中で古くから論争のあった天孫降臨 > の地はHSCPによってその論争に終止符を打ちました。「反論を歓迎 > する」と書いたにもかかわらず、未だに何の反論もありません。
と書いたのは4月11日でしたが、その直後の4月13日に勉誠出版から、 主題の「天孫降臨とは何であったか」田中英道著が出版されました。偶然 のタイミングだと考えていますか、先の記載とタイミングを合わすように 天孫降臨に関わる本が出版されました。
この本は同じ著者から、今年の1月25日に出版された「日本の起源は日 高見国にあった」とほぼ同じ筋書きで天孫降臨について説明した本です。
ここには、
@富士山信仰が縄文時代からあった。 A縄文時代に列島全体は同じ文化位相を持ったゆるやかな国家があった。
と、これまでの学者にはなかった画期的な主張があります。この二つは これまで私も繰り返し主張してきたものです。
しかし、とても残念なことに、香取神宮の末社「天降神社」、鹿児島の 「天降り川」の記載はありますが九州に多くある「天降神社」の記載が 全くありません。意図的に書かなかったのか、調査不足によるものかは わかりませんがこれは致命的な事項です。当然このような重要な事項を 無視した説は大きな問題が生じます。
ここで無視された天降神社、さらに斑島の玉石甌穴を考慮に入れれば、 すばらしい本になったと思うと残念でなりません。
ついでに、これまで私が知っている天降神社またはそれに相当すると思 われる神社のリストをここで示します。もし、これ以外に相当する神社 がありましたら、ぜひ教えていただきたいと希望しています。
天降神社 長崎県平戸市大島村前平1366 天降神社 長崎県平戸市大島村前平1351 天降神社 福岡県古賀市大字薦野1863−1 天降神社 福岡県田川郡川崎町川崎3868 天降神社 福岡県福岡市西区田尻259 天降神社 福岡県飯塚市庄内元吉305 天降天神社 福岡県糸島市志摩桜井666 天降神社 福岡県糸島市新田320 天降神社 福岡県糸島市加布里544−1 天降神社 福岡県糸島市飯原152 天降神社 福岡県糸島市二丈石崎113 天降神社 福岡県糸島市瀬戸683 天降神社 福岡県糸島市二丈波呂394番地1 天降八所神社 福岡県飯塚市佐與2079 天降神社 福岡県福津市須多田511 天降神社 徳島県徳島市不動西町4−2024 天降神社 香川県高松市香川町大野1097 日吉神社(天降神社、十全) 愛媛県今治市野間767 天降神社 鹿児島県霧島市霧島田口2608−5 天降布勢神社 岡山県岡山市北区建部町大田1025 天降神社 静岡県田方郡函南町柏谷443 大山阿夫利神社 神奈川県伊勢原市大山 天降神社(上畑)千葉県富津市山中1652 天降神社 千葉県香取市本矢作918 天降社 長野県木曽郡木祖村薮原607 風降天神社(旧天守天神宮) 福岡県福津市大石218 雨宮神社 熊本県球磨郡相良村川辺6084付近 雨宮神社 愛知県名古屋市中川区中郷2丁目164 雨宮神社 群馬県富岡市黒川517−1 雨宮坐日吉神社 長野県千曲市雨宮1 天降神社 山形県酒田市麓楯山 天乙神社 鹿児島県肝属郡南大隅町佐多郡805 4/25追加
以上の神社の多くはスレッドNo223以降に説明しています。糸島にある天 降神社のすべては現地調査も終わっています。その後、この説明になかっ た神社も新たな発見がありましたが、まだそれを書いていません。いずれ まとめて写真や図入りで説明する予定です。
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