タイトル | : 古田武彦氏と安本美典氏のどちらが正しいか? |
記事No | : 247 |
投稿日 | : 2017/12/24(Sun) 23:54 |
投稿者 | : 管理人 |
古代史の論争で古田武彦氏と安本美典氏との意見の違いが良く知られてい ます。これまで書いたように、天孫降臨地の比定に関しては両者共に敗れ たことになります。
天孫降臨地の比定に関して古田武彦氏は
http://www.furutasigaku.jp/jfuruta/tyosaku6/kourin7.html
「それについて、従来の学者、さらには宮崎・鹿児島両県の地元の人々か ら大きな非難がおこるかもしれない。しかし、どのようにはげしい罵声 を浴びようとも、わたしのなすべきことは一つ。自己の解読のルールを 守ることだけだ。」
と豪語したものの勘違いをしていたことがわかったでしょう。しかし、 全てが間違っていたわけではありません。もちろん、安本美典氏も同じ ように間違いを犯していたことになります。しかし、その間違いの程度 から言うと、古田武彦氏はちょとした勘違いでしかありません。それに 比較すると安本美典氏はもっと大きな間違いを犯したと考えています。
その理由は下記にあります。場違いの場所にベイズの定理まで持ち出した こともある、数字が得意としている安本美典氏がどちらかと言うと、あま りそれが得意では無い古田武彦氏に負けてしまったことがわかるでしょう。
出発 斑島玉石甌穴 長崎県北松浦郡小値賀町班島郷 経由 吉武高木遺跡 福岡県福岡市西区大字吉武 到着 高千穂峰 宮崎県高原町大字蒲牟田 補正内角 89.93 出発 斑島玉石甌穴 長崎県北松浦郡小値賀町班島郷 経由 須玖岡本遺跡(D地点) 福岡県春日市岡本7 到着 高千穂峰 宮崎県高原町大字蒲牟田 補正内角 87.75 出発 斑島玉石甌穴 長崎県北松浦郡小値賀町班島郷 経由 三雲南小路遺跡 福岡県糸島市三雲453 到着 高千穂峰 宮崎県高原町大字蒲牟田 補正内角 91.02 出発 斑島玉石甌穴 長崎県北松浦郡小値賀町班島郷 経由 小石原川付近 福岡県朝倉市千手女男石 到着 高千穂峰 宮崎県高原町大字蒲牟田 補正内角 86.86
ここでは両者の争いに関係する地域の斑島玉石甌穴と高千穂峰の幾何学 的関係を示しました。小石原川付近とした場所は恐らく安本美典氏が描 いていた場所と推定しています。
反論は大歓迎です、遠慮なく連絡をお願いいたします。
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