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タイトル天孫降臨地は高千穂峰に決定したが、さらに話は続く
記事No236
投稿日: 2017/10/31(Tue) 07:01
投稿者管理人
参照先http://best-times.jp/articles/-/7107
 天孫降臨に関わった王の墓はどこにある?

 これまで書いたように、天降神社の位置から天孫降臨の地が高千穂峰
を指していることが明らかになりました。

 これは中学生でもわかる明確なパターンで示すことができるので、反
論しようにも反論できる人はいないでしょう。

 これまで古田先生と争っていた安本美典氏も高千穂峰を否定していまし
た。また参照先にあるように、古代氏族の研究から古代史を明かそうとし
ている宝賀寿男氏も「日向」の意味を古田武彦先生と同じように解釈して
います。


 要するに、最近は皆さんの意見が高千穂峰を否定するのがあたりまえ
のようになっているのです。その理由の第一は高千穂峰の近辺からそれ
に相当する遺跡が検出されないことが第一の理由のようです。

 これは、古代人の地理感がどのようであったかを明確にしないで、議
論をすることに原因があるようです。しかもその地理感を、現実よりも
狭隘に見過ぎているのが原因なのではないでしょうか?。

 HSCPから見ると、古代人が南は尖閣列島、北は礼文島、また太平
洋側は母島まで認識していて、それを神社配置にも応用していたのが明
確になっています。
 
 これまでの天降神社から伸びる直角線で、天孫降臨を示そうとした古代
人は、九州から遠く離れた古富士ポイントまで認識していたのです。

 驚く実例をここで示します。喜界島にも神降神社があります。さて
この神社はどこにつながっているいるでしょう?

 答えは南大東島です。

ここでは下記のように、天降神社を経由した線は

出発 保食神社 鹿児島県大島郡喜界町上嘉鉄773
経由 天降神社 鹿児島県大島郡喜界町花良治3123
到着 星野洞 沖縄県島尻郡南大東村北64

補正内角は 89.80度の高い精度で鍾乳洞である星野洞に達しています。
ここで保食神社へは黒尾大神社を経由して玉石甌穴から90.06度の正確な
直角線が到着しています。黒尾大神社の祭神は今のところ、わかりませ
ん。

出発  斑島玉石甌穴 長崎県北松浦郡小値賀町班島郷
経由  黒尾大神社 佐賀県武雄市山内町大字大野8962
到着  保食神社 鹿児島県大島郡喜界町上嘉鉄773

補正内角は90.06度

ここで、保食神社、星野洞、どちらも神社群中心であり周辺の神社から
伸びる直角線の収斂点になっています。

 ホームページの下記を参照してください。

「図-10 星野洞を神社群中心としたHSCPによる結線 」

この島の発見は1630年とされています。古代人の地理感には驚かされる
でしょう。


 さて、天孫降臨の地が確定したら、これを決めた王がいるはずです。
当然のことですが、その王の墓の位置もHSCPで見つけることがで
きる可能性が出てきました。

 ここでは、天孫降臨地の比定に大失敗した古田武彦先生がまた復活
してきます。熾烈な争いをしてきた安本美典氏は脱落します。