世界遺産にも登録された厳島神社については多くの書物に書かれ、私の興味を持っているその位置についても色々と書かれています。
さらに、正月頃になると決まって、元々は後背にある岩場がポイントで、神社はその拝殿であるような説明がテレビに流れます。
はたしてその意見は正しいのでしょうか?
私の発見した法則で線引きして見ると、線の収斂するポイントは岩場ではなく、拝殿の位置になります。またそのポイントは拝殿の中心ではなく前から見て右側にずれています。
この事実から考えると、厳島神社は初期の規模よりも、その後の改築によって大きくなり、その中心位置が変わるほどの大規模な変更があったことが推察されます。
また、その線の収束ポイントは古富士線と野迫川線の両方を持つ典型的な神社群中心の構造を持っています。しかも、その線を決める神社の多くが宮島内にあって、私の主張する神社配置を説明するにはとても具合の良い神社配置になっています。
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