今年、HSCPの研究で最も大きな成果は、一宮の位置の謎がか なり解けたことです。一宮はある特定の地域を代表する神社とされ てきましたが、やはりこの説は後世になって、時の為政者によって 勝手に作られたことが明確になりました。実際に一宮の位置が決め られた時期は律令が定められた時期よりも、とんでもなく古い時期 に決められていたのです。
一宮の位置はすでに、鉱山の位置を示していることを説明してい ますが、その他に領土(当時国と呼べるものがあったかどうかはわ からないが、共通の祭祀の行われた範囲)の最端にある神社群中心 の位置も示していることが明確になって来ました。
現在わかっている点は以下です。そのうちの二つはすでに神社群 中心として説明済みの点でした。
@知床稲荷神社(北海道礼文郡礼文町、すでにエレキジャック サ イエンス No.1で説明) A竹島(島根県隠岐郡隠岐の島町) B月ヶ岡神社(母島、東京都小笠原村、図46、図26で説明) C大正島(尖閣諸島、沖縄県石垣市)
驚くことに、最も多くの一宮と関係している点は@です。また、 @からCの点は、従来行われてきたレイラインの手法と異なり、確 率から見て、絶対に間違いないと言い切れるほど確かなもので、小 学生でも容易に理解できると考えています。
一宮の位置について、HSCPを用いずに説明することは将来も 不可能でしょう。同じく、古代に本土と共通の祭祀の行われていた 範囲を示すことも、絶対にできないと断言します。
反論は大歓迎です。50万円の礼金を用意してあります。専門家、 団体でもかまいません。
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