竜山鉱山に続いて、生野銀山(兵庫県朝来市生野町)、鐘内鉱山 (京都府船井郡京丹波町)の位置も一宮デンプレート方式で特異点 であることがわかりました。
古代の青銅を研究しておられる、新井宏氏によると、佐賀県久里 大牟田遺跡と福岡県八女市野田遺跡から出土した鉛製矛は、「金内 鉱山、生野鉱山の鉛同位体比と極めて近い鉛同位体比を持っている。」 とした説を裏付けするものです。
生野銀山の直角線には環状木柱列(半截材木柱)を持つ真脇遺跡を 通ります。また、金内(鐘内)鉱山の直角線も同じく真脇遺跡を通っ ているので、この二つの鉱山が古くから利用されていたことは間違 いなく、新井宏氏の主張が正しいことを示しています。
同時に、神社の配列、特に一宮やその論社のほとんどや環状木柱 列(半截材木柱)の位置は、鉱山の位置を示していることが益々明 らかになってきました。
|